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コロナ禍により、日本でも人々の生活は変化せざるを得ない状況が続いています。それによって、心身にはどのような影響を及ぼしているのでしょうか。
「実感年齢白書」では、20代から70代の人を対象に、カラダとココロの変化について調査を実施。肉体的な衰えや、精神的な衰えなど、「実感年齢」にも通じる変化の実態に迫りました。
コロナ禍で疲れているのは自分だけじゃない、みんなも同じ。そんな風に勇気づけられる回答の数々をご紹介します。
外出できない、人に会えない、マスクを外せない……。ないないづくしのコロナ禍により、私たちの生活スタイルは大きく変化しました。
おウチ時間が長すぎて運動不足になったり、気分が塞ぎこんだり。この2年の間に、「ちょっと老けたかも」なんて感じている人もいるのではないでしょうか。まず、「コロナ禍における心身の変化」を調査したところ、約40%の人が、「身体も心も両方、衰えた」と回答。
「身体か心のいずれかが、衰えた」と答えた人を合わせると、62%もの人が、衰えを感じていることがわかりました。
自粛生活で人に会う機会が減り、お洒落にも気を使わなくなるなど、これまで普通にしていたことができなくなったことも心身の衰えに大きな影響を与えているようです。
次の章では、衰えの要因について具体的に見ていきましょう。
では、コロナ禍で身体や心の衰えを感じた人は、具体的にどんなことが要因と捉えているのでしょうか?
心の衰えを感じた人の中で最も多かったのは「友人との交流が減ったこと」で76.8%。
友人と直接会って、話したり、笑ったり、そんな何気ない時間がどれほど貴重な時間だったのかを身にしみて感じた人もいるのではないでしょうか?
さらに、「外出の機会が減ったこと」は、心の衰えを感じている人の75.7%、身体の衰えを感じている人の70.6%が回答しており、心身ともに大きな影響を与えた要因だったことが伺えます。
さらに、「実感年齢白書」の調査から、衰えと心身の変化について、興味深いつながりが見えてきました。
コロナ禍で自分が"老けた"という実感をもつようになったきっかけとして、最も多かった回答は、体力や筋力の低下などの身体的要因以上に「自信をもてなくなったこと」という心理的要因でした。
自分を肯定できない→自信がもてない→何をやるのも不安→やる気が出ない→衰えを感じる→老けた実感。そんな負のループから、いち早く脱出したいもの。自信がもてないのは、自分だけじゃない。みんなも同じ。そんな風に、少し気をラクにして、自分を励ましてあげましょう。
また、おウチ時間を上手に活用してセルフケアを念入りにするなど、自分磨きをしてリフレッシュするのもおすすめです。『グッドエイジングラボ』では「ずっとイキイキ セルフケア」のページで、自宅で簡単にできるセルフケアをご紹介していますのでぜひチェックしてみてください。
最後は、ないないづくしのコロナ禍をちょっと忘れて、あなたが、これからぜひやってみたいことに思いを馳せてください。
調査では、1位「旅行に行きたい」、2位「体力を取り戻したい」、3位「外食を楽しみたい」という回答のほか、特に女性に多かったのは、「オシャレをたのしみたい」という回答でした。
今まで当たり前にできていたことが、コロナ禍ではどれほど輝いて見えることでしょう。
先が見えない状況下、なるべく楽しいことを考えて、明るくポジティブな気持ちで過ごしたいもの。そんな今こそ、「実感年齢」という新しい指標で、自分らしく個性を大切にした生き方に意識を向けてみませんか。
【調査概要】
・調査手法:インターネット調査
・調査対象:全国の20歳~79歳の男女 10,894名
・調査時期:2021年12月10日 ~ 2021年12月15日
・集計方法:都道府県別の回収サンプル数に対して、実際の人口構成比に合わせたウエイトバックを実施。(WB値が2.0未満に調整。)
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