目次
1.朝が苦手な人の特徴とは
朝が苦手になる原因には、夜型になっていることや睡眠の質、ストレス、血圧なども関係していることが特徴です。
では、具体的にどのような人が朝を苦手としやすいのかを見ていきましょう。
1-1.体内時計が夜型になっている人
社会生活が24時間化したことにより、夜型生活になる方が増えてきました。人間の体内時計はもともと約25時間であるため、時間を気にせずに生活していると寝付く時刻と目覚める時刻が少しずつ遅れていくことがわかっています。
夜遅くに強い光を浴びたり、夜更かしをしたりすることで夜型になりやすくなることが特徴です。
1-2.睡眠の質が良くない人
睡眠の質が良くないと、いくら寝ても体の疲れが取れなくなります。寝付きが悪いだけでなく、途中で目が覚めてしまったり、予定よりも早く目が覚めてしまったりしている場合は、睡眠の質が良くない証拠です。睡眠の質が良くない状態が続くのは、心がSOSを発している可能性もあります。
1-3.日常生活でストレスが多い人
ストレス過多の生活を続けていると、メンタルが不調になることがあります。メンタルが不調になると、不安感が増したり集中力が低下したりするほか、熟睡感の減少や寝付きの悪さなどの症状も現れる可能性があります。
また、ストレスそのものも不眠の原因になります。自律神経のバランスが乱れることで、不眠のほか食欲不振や疲労感を引き起こすことがあるので注意しましょう。
1-4.夕食の時間が遅い人
夕食の時間が遅かったり、夜食を摂ったりしていると睡眠に影響が出る恐れがあります。これは、食べたものを消化するために体が働き続けることが原因です。
普段眠っているはずの時間に食事を摂る生活を1週間続けるという実験を、マウスを使って行なったところ、大脳皮質や肝臓の働きが食事の時間に合わせてずれていくことがわかっています。
1-5.血圧が低い人
最高血圧が100mmHg未満であれば低血圧です。朝起きるのがつらくなったり、だるさや疲れやすさを感じたりすることがあります。
高血圧と違い、命に関わるような疾患を引き起こすことは少ないものの、貧血や迷走神経反射など何らかの疾患が引き金となって低血圧が起こっている可能性も考えられます。
朝があまりにもつらいなど、日常生活に支障をきたす場合は、医療機関への受診がおすすめです。