若さを保つ「レシピ」
若さを保つ「レシピ」
監修:管理栄養士金丸絵里加
しょうがは、体を温めたり、血行を良くすることで知られています。冷え対策として、しょうがを使った料理などを取り入れている人も少なくないでしょう。このパワーフードを酢に漬けるだけでできるのが「酢しょうが」です。期待できる効果と作り方をご紹介します。
酢には、疲労回復効果があることがよく知られています。それは酢の主成分である酢酸が体内でクエン酸に分解され、疲労物質といわれる乳酸の分解を促すからです。また、血管を拡張させて血行を促し、血流を増やす作用もあります。
一方、しょうがは、食べると辛さを感じますが、この辛み成分のジンゲロールとショウガオールに、体を温めたり、発汗を促す作用があります。体が温まることで血行が良くなり、代謝も促されるでしょう。
血行を良くする効果が期待できる酢としょうがをかけ算したのが、「酢しょうが」。疲労回復や冷え症の改善や代謝アップの強い味方になってくれます。いくつになっても、どんなときでも"疲れ知らず"は好印象。疲れを感じる前に取り入れる、「酢しょうが」のちょい足しが役立ちます。
また、酢は血糖値の上昇を抑えたり、内臓脂肪を減らすなどの効果でも注目されているので、健康な体を維持するためにも、毎日の食事に取り入れたい調味料です。
そして、しょうがに含まれるジンゲロールには胃液の分泌を促す作用があることも知られています。食欲がないときでも、体調を整え、エネルギーを補充するのに役立ちそうです。
取材・文 FYTTE 編集部
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