ツナ缶には「水煮(ノンオイル)」と「油漬」の
2タイプがある
ツナ缶には、原料だけでなく、調理法によっても違いがあります。
メーカーによって多少異なりますが、大きく分けると「油漬」と「水煮(ノンオイル)」の2種類のタイプがあります。
ツナ缶の主流は「油漬」
現在、スーパーで売られているツナ缶は「油漬」タイプのものが主流となっています。これは調味液のおよそ半分以上が油で、濃厚かつコクのある味わいが特長です。
最近ではオリーブオイルやアマニ油などの油を使ったツナ缶も登場していますが、大豆油を使ったものが一般的です。
ヘルシー・健康志向の方向けの「水煮(ノンオイル)」
「水煮(ノンオイル)」タイプのツナ缶は、主にヘルシー・健康志向の方へ向けて作られたツナ缶です。
油の代わりに、マグロやカツオ、野菜エキスなどを使用することで風味を損なわずにカロリーをおさえる工夫がされています。
あっさりとした味わいが特徴で、食塩不使用タイプのものもあります。
おすすめのツナ缶は、ビンナガマグロの水煮タイプ
カロリーを気にしつつDHA・EPAをしっかりと摂りたい方は、水煮タイプのツナ缶、それもビンナガマグロを原料にしたものを選ぶのがおすすめです。
以下の表は、水煮タイプと油漬タイプのDHA・EPA含有量を比較したものです。
ビンナガマグロを原料としたツナ缶を例に挙げると、水煮タイプのDHA・EPA含有量はそれぞれ440mg・110mg、油漬タイプは370mg・77mgです。
摂取できるDHA・EPAの量で考えると、この中ではビンナガマグロの「水煮タイプ」がおすすめとなります。
ただ、DHAやEPAは継続して摂っていくことが大切です。単純に一回で摂れるDHA・EPAの量にこだわるだけでなく、味わいの好みや使用する料理にあわせてツナ缶のタイプを使い分けるのも、長く続けていくことにつながるかもしれません。