健康パワーの源、黒酢に注目

黒酢とは? 他の酢との違い。

江戸時代より親しまれてきた元気食材のひとつ、黒酢。お酢は昔から調味料としてよく使われ、健康にも良いといわれてきましたが、中でも黒酢は健康や美容に関心の高い人々に注目されています。では、黒酢と他の酢とは、何が違うのでしょうか?

黒酢と他の酢を見比べてすぐ気づくのは、その色の違いです。普通の酢は薄い黄色であるのに対して、熟成された黒酢は琥珀色をしています。また、普通の酢よりもまろやかな味わいで、香り高いのが特徴です。こうした違いは、他の酢とは原料や製造法が異なることによって生じます。

黒酢は熟成が進むにつれて、より深い琥珀色に変化していきます。黒酢は熟成が進むにつれて、より深い琥珀色に変化していきます。

酢(醸造酢)の主な種類醸造酢穀物酢米酢米黒酢大麦黒酢果実酢りんご酢ぶどう酢出典:農林水産省 JAS規格 食酢品質表示基準を元に作成

現在では、食酢のほとんどは穀類や果実、野菜などの原料を酢酸発酵させて製造した醸造酢と呼ばれるもので、大きく分けて次のような種類があります。主な原料として米、大麦などの穀類を使用したものが穀物酢、果実を使用したものが果実酢です。

穀物酢のうち、米酢は精米を主な原料としていますが、黒酢には玄米や精米度の低い米、大麦を原料として醸造されたものがあります。なお、中国で生まれた黒酢である「香醋(こうず)」の原料には、もち米などが使われています。

果実酢の中でも、女性の人気が高いのがりんご酢。普通の酢よりも鼻にツンとくるニオイの刺激が少なく、甘みとフルーティーな味わいがあり、ドレッシングなどにもよく使われます。ただし、りんご酢は原料として穀物が使われていないので、健康成分のアミノ酸はごくわずかしか含まれていません。

果実酢の一種であるりんご酢は、フルーティーな味わいが特徴です。果実酢の一種であるりんご酢は、フルーティーな味わいが特徴です。

黒酢の1日の摂取量は?

大さじ約1~2杯が目安とされています。大さじ約1~2杯が目安とされています。

それでは、黒酢は1日にどれくらい摂ればよいのでしょうか? 一般的に、1日の摂取量の目安は、20~30mlとされています。

また、酢は酸性なので、原液のまま飲むと胃などの消化器官に負担をかける恐れがあります。そのため、5倍ほどに薄めて飲むとよいでしょう。あるいは、朝・昼・夕の食後の3回に分けて飲んだり、料理の調味料として使う、サラダなどにかけて少しずつ摂るなどの工夫をしてみてはいかがでしょうか。

黒酢のおいしい飲み方は?

黒酢をおいしく飲むための工夫としては、黒酢を材料としたヘルシードリンクを作るのもおすすめです。水やお湯で薄めるだけでなく、牛乳やハチミツなどを加えてみる。オレンジジュースや野菜ジュースなど、お好みの果汁をブレンドする(ただし、ジュースに含まれる糖分の量にはご注意ください)など、いろいろなアレンジが楽しめます。

黒酢は調味料として使う以外に、ドレッシングやヘルシードリンクなどの材料としても使えます。黒酢は調味料として使う以外に、ドレッシングやヘルシードリンクなどの材料としても使えます。

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