サントリーセサミン 初代研究者 農学博士:新免芳史
発売当時は、青汁やローヤルゼリーがブーム。売れ残ったセサミンを見ると、悔しくて仕方なかった。

私も最初は、研究者でした。“こんなによい成分なのに、なぜ売れないんだ”と、販売担当部長に若気の至りで反発していましたよ(苦笑)。だから、セサミンの開発担当になった時は“やるぞ!”と意気込みましたね。パワーを示す科学的エビデンスは豊富にある。健康に役立つ商品だと自信がある。しかし現実は厳しく、健康食品事業を立ち上げたばかりの頃は、販売店から売れ残りが返品される日々。開発よりも売れるまでの方が長かったですね。頭を下げて、悔しい思いもたくさんしました。

どんなに売れなくても、中味はほとんど変えていません。

パッケージもいろいろ開発しましたが、中味はほとんど変えていません。研究者も開発者も、セサミンの力を確信していたからです。8年間売れなくても、事業をやり続けた理由がそこにあります。粘り強く、お客様にセサミンのよさを伝えることをあきらめませんでした。それが、今につながっていると思います。

セサミンの過去のパッケージ

セサミン進化のポイント

“使命感” 健康じゃないと、人は、輝けない。健康食品を出す理由が、サントリーにある。

サントリー社是は、「人間の生命の輝きを目指して」我が社の存在理由です。セサミンは、まさにそのお役に立てる商品。「健康をお守りするものを、サントリーがやるんだ」と社長の強い声もあります。お客様にセサミンをお届けすることに、今も強い使命感があります。

売れない時代に試行錯誤した様々なパッケージ

売れない時代は試行錯誤、様々なパッケージでトライ。しかし中味はほとんど変えていません。