季節によって、カプセル水分量を変えるという発想。

「夏場、カプセル同士がくっついてしまった」と、お客様からご指摘をいただきました。ソフトカプセルの素材はゼラチン。温度が上昇すると、溶けてくっつく可能性があります。何か回避できる方法はないかと悩みました。答えは、カプセルの水分量でした。夏は少なめにしてくっつきにくく、冬は多めにして割れにくくなるよう工夫をしました。中味液に影響が出ないよう、何度もテストを重ねています。

毎日食べるもの、気持ちよく続けられるものでなければ。

個人的に、できあがったセサミン粒をポリポリ噛んで、仕上がりを確かめています。季節や日が違っても、お客様が“いつもと同じ商品”と、安心できるセサミンを届けたい。毎日食べるものだから、飲む時は楽しく。不安があったら元気になれませんから。

サントリーウエルネス(株)サントリー健康科学センター 生産部長

セサミン進化のポイント

“設計” 10年前のセサミン粒の色に、変化なし。今の設計に、自信が持てましたね。

先日、発売から10年以上経ったセサミンの封を切り、粒を見ました。色が変化しているかなと思ったのですが、見た目はまったく変わっておらず、たいへん驚きました。改めて、今の設計に自信が持てました。さらに、よりよいカプセル設計を目指して、研究に終わりはありません。

セサミン粒の色

右が、2000年に製造したセサミン粒。左が2011年に製造したセサミン粒。色味に変化がないことに、開発した私も驚きました。