古くからゴマは栄養食品として、人々に重宝されてきました。
事実、ゴマには様々な栄養成分が含まれています。今回は、そのゴマがもつ健康パワーについて見ていきたいと思います。
ゴマに含まれる成分の半分以上を占めるのが、脂質です。『脂』と聞くとネガティブなイメージを持つ方がいるかと思いますが、ゴマの場合はそうではありません。その脂質のほとんどが『不飽和脂肪酸』と言われる良質な脂だからです。
不飽和脂肪酸をさらに細かく分けると、多価不飽和脂肪酸と一価不飽和脂肪酸に分類することができます。多価不飽和脂肪酸(必須脂肪酸)に至っては、自らの体内で生成することはできません。つまりは、食事などから摂り入れる必要があります。
そういった意味でゴマは、健康的な生活を送る上で非常に重要な存在なのです。
ゴマに含まれる成分の中で、脂質の次に多いものがタンパク質です。割合としては、全体のおおよそ20%程度。筋肉や内臓そして皮膚や髪まで、体を構成しているあらゆるものがタンパク質でてきています。
言うまでもありませんが、タンパク質は、我々が生きていく上では欠かすことができない成分です。
それだけでなくゴマには、ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウム・リンといったミネラルも含まれています。
やはりゴマは、健康面においてとても重要な役割を担う存在と言えるでしょう。