中国で古くから知られている美容食材の代表格。かつては宮廷など一部の人しか口にできない貴重なものでしたが、近年は栽培技術の発達で、日本でも手に入りやすくなりました。内側から毎日のハリを力強く後押ししてくれる、白キクラゲを使った簡単料理をご紹介します。

コリコリとした食感のキクラゲは、広葉樹の倒木や切り株に生えるキノコの一種。低カロリーで、ビタミンD、鉄、カルシウム、食物繊維が多いヘルシーな食材です。
キクラゲには黒と白の2種類があり、薬膳ではともに毎日の元気を応援する働きが知られていますが、特に注目したいのが、白キクラゲの美容応援の働き。中国では古くから美容食材として珍重されてきた歴史があります。

いきいきとしたハリのある毎日をサポートする白キクラゲの働きは、空気が乾燥してくるこれからの季節には特にうれしいものです。
さらに、キクラゲ特有のヌメリ成分である多糖体は、アクティブな毎日には欠かせない成分で、秋に向けて体を整えるのにもぴったりの食材といえるでしょう。

乾燥品の白キクラゲは水で戻し、熱湯でゆでることでほど良い食感になります。水で戻すと8~9倍に増えるので、1人1個(1~2g)で十分でしょう。シロップをかけてフルーツをのせるデザートが定番ですが、淡泊な風味は酢の物や和え物、炒め物、サラダなどにもよく合います。毎日のキレイのために、ぜひご活用ください。