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第96回 秋にうれしい美容食 白キクラゲ

監修 山内 正惠先生 (やまうち まさえ)先生 鎌倉薬膳アカデミー学院長

桜美林短期大学卒業、大阪あべの辻日本料理専門カレッジ卒業。株式会社m's company代表取締役、和の薬膳協会会長、中医薬膳営養師・国際中医師・国際薬膳師・近茶流懐石講師。テレビ・雑誌・講演会・企業のメニュー開発など幅広く活動中。著書に『皿×皿流薬膳ごはん』(中央公論事業出版)がある。

中国で古くから知られている美容食材の代表格。かつては宮廷など一部の人しか口にできない貴重なものでしたが、近年は栽培技術の発達で、日本でも手に入りやすくなりました。内側から毎日のハリを力強く後押ししてくれる、白キクラゲを使った簡単料理をご紹介します。

内側からのキレイをサポート

コリコリとした食感のキクラゲは、広葉樹の倒木や切り株に生えるキノコの一種。低カロリーで、ビタミンD、鉄、カルシウム、食物繊維が多いヘルシーな食材です。

キクラゲには黒と白の2種類があり、薬膳ではともに毎日の元気を応援する働きが知られていますが、特に注目したいのが、白キクラゲの美容応援の働き。中国では古くから美容食材として珍重されてきた歴史があります。

これからの季節にうれしい働き

いきいきとしたハリのある毎日をサポートする白キクラゲの働きは、空気が乾燥してくるこれからの季節には特にうれしいものです。

さらに、キクラゲ特有のヌメリ成分である多糖体は、アクティブな毎日には欠かせない成分で、秋に向けて体を整えるのにもぴったりの食材といえるでしょう。

クセがないので様々な料理に活用を

乾燥品の白キクラゲは水で戻し、熱湯でゆでることでほど良い食感になります。水で戻すと8~9倍に増えるので、1人1個(1~2g)で十分でしょう。シロップをかけてフルーツをのせるデザートが定番ですが、淡泊な風味は酢の物や和え物、炒め物、サラダなどにもよく合います。毎日のキレイのために、ぜひご活用ください。

食感を楽しみながら、内側から美しく!

フルーツと合わせて、ビタミンCもプラス! 白キクラゲのシロップがけ

材料(2人分)

白キクラゲ
・・・・・・4g
キウイフルーツ
・・・・・・1/4個
・・・・・・1/4個
巨峰
・・・・・・4粒
クコの実(お好みで)
・・・・・・数個

シロップ

・・・・・・250cc
氷砂糖
(キビ砂糖や白砂糖でも)
・・・・・・50g

作り方

(1)
白キクラゲを水で戻し、軸付きのまま熱湯で約30分ゆで、粗熱が取れたら食べやすい大きさにちぎり、冷蔵庫で冷やす。
(2)
シロップの材料を小鍋に入れて熱す。氷砂糖が溶けたら火からおろし、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。
(3)
器に(1)を盛って(2)をかけ、皮をむいてカットしたキウイフルーツと梨、皮をむいた巨峰をのせ、お好みでクコの実をちらす。

味も歯ごたえも納得!の組み合わせ 白キクラゲとキュウリの胡麻酢和え

材料(2人分)

白キクラゲ
・・・・・・3g
キュウリ
・・・・・・1/2本
乾燥ワカメ
・・・・・・3g
カニ風味かまぼこ
・・・・・・3本程度

調味料

白すりゴマ
・・・・・・大さじ2
・・・・・・大さじ1と1/2
薄口しょうゆ
・・・・・・小さじ2
砂糖
・・・・・・小さじ1と1/2
ゴマ油
・・・・・・小さじ1

作り方

(1)
白キクラゲを水で戻し、軸付きのまま熱湯で約30分ゆで、粗熱が取れたら食べやすい大きさにちぎる。
(2)
キュウリは縦半分に切り、種を取り除いて斜め薄切りに、乾燥ワカメは水で戻し、一口大に切る。
(3)
ボウルに(1)(2)と食べやすい大きさにさいたカニ風味かまぼこ、混ぜ合わせた調味料を加えて和える。