サントリーの健康食品では、製造ロットごとに、色・臭い・味・硬さ・食感など多岐の項目にわたり検査を実施(『グルコサミン アクティブ』の場合は30項目)。健康食品の味にまで責任を持つ。それが、食品メーカーとしてのサントリーのこだわりです。
目的・お悩み
サントリーの生産工場では、すべての工程で何度もチェックを重ねています。
『セサミンEX』の場合は成分の品質や配合量はもちろん、カプセルのサイズや重量に関する厳しい検査、さらにはカプセル同士がくっつくことのないよう夏場と冬場ではその水分量を変えるなど、製造の各工程できめ細かな工夫を繰り返していきます。長い時間と多くの人の手がかかりますが、自信を持ってお届けできる商品をつくるためには、必要不可欠なことだと思っています。
徹底した品質管理を実現するサントリー健康食品の生産工場。
ここではその秘密を『セサミンEX』を例にとってご紹介します。
まずは、異物の混入を防ぐために作業着に着替えて、工場見学スタートです。
製造ラインに入る前には、清潔な作業着に着替え、キャップとマスクを着けてから、ブラシを使って指や爪までしっかり洗浄します。さらに、エアシャワーで体に付着した細かなゴミやチリを吹き飛ばし、異物の混入を防ぎます。
製造工程のはじめは、それぞれの原料の配合から。
清潔に保たれたタンク内で原料を配合。含まれる成分にバラツキがないように時間をかけて丁寧に混ぜ合わせます。
世界各国で厳選された原料は、工場でも不純物や異物の混入がないかなど品質を厳しくチェック。基準をクリアしたものだけが使用されます。
タンク内で配合された内容液を専用の機器を使って
ゼラチン状のカプセルに充てん。
充てんされたばかりのカプセルはまだ“ぷよぷよ”と柔らかな状態です。
高い品質を保つために、一定時間ごとに、被膜や内容液の重量、外観などを厳しくチェックします。
充てん後のカプセルは、乾燥の工程へ。
カプセル同士がくっつかないよう、一定の温度と湿度が保たれた低温乾燥用タンブラーの中で何日もかけて乾燥させます。
各工程でつねにスタッフが目を光らせています。
さらに、検査状況は担当者名などの情報もすべて記録・管理。
乾燥後のカプセルは、機械で選別された後、経験を積んだ検査員のもとへ。
光によってカプセルを透かせた状態で一粒一粒を目視でチェックしていきます。
完成したカプセルをボトルに詰める際は専用の機器を使って「粒数」と「重量」の両方から二重にチェック。
一粒の違いまでもきちんと見分けます。
サントリーの健康食品では、製造ロットごとに、色・臭い・味・硬さ・食感など多岐の項目にわたり検査を実施(『グルコサミン アクティブ』の場合は30項目)。健康食品の味にまで責任を持つ。それが、食品メーカーとしてのサントリーのこだわりです。
最終工程は、目視と手による丁寧な作業で行われます。
ボトルラベルに曲がりがないか、賞味期限の印字に汚れやカスレがないかなど、ひとつひとつすみずみまで検査していきます。
工場内での最終検査に加えて、最終的に商品になったものをサントリーと委託先とで分析を行い、OKなもののみ出荷します。
『セサミンEX』の成分やカプセルは、とてもデリケートなもの。そのため、サントリーでは夏場と冬場で温度や湿度などの保管状態を変えて、つねに安定した品質の商品をお届けしています。
サントリーの生産工場内には、品質検査室があります。ここは、できあがった商品が品質規格や安全基準を満たしているかを確認する専門部署。検査員は製造ロットごとにカプセルを無作為に抜き取り、不純物や異物が混入されていないか、規定通りにセサミンやビタミンEが配合されているかなど、測定機器と自らの目で厳重にチェックしていきます。そしてサントリーが定める品質と安全性を確認した上で商品として出荷しています。
サントリーがこだわるもうひとつの検査が、人の嗅覚を活かした官能検査です。サントリーの健康食品は天然由来の成分を多く含むため、わずかながら成分にバラツキが生じる場合があります。検査員は鍛え抜かれた嗅覚を活かし、機械だけでは分析することがむずかしい微量成分を、微かな臭いの違いやバランスの偏りから検出。商品の安全性をさらに高めています。