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企業が進める健康への取り組みを聞いてみました

スポーツを通じて健康に!健康な体づくりのプロとして健康経営に取り組む、東急スポーツシステム株式会社にインタビュー

スポーツを通じた健康づくりを目指す、東急スポーツシステム株式会社

ーーよろしくお願いします。まずは、御社の沿革やおもな事業内容について教えてください。

大野さん(以下、大野):弊社、東急スポーツシステム株式会社は、東急グループにおけるスポーツ事業を担う会社として1993年にスタートいたしました。以来、東急グループが描く「人生100年時代の安全安心と自分らしい生き方を実現できる街づくり」を目指し、フィットネス、ゴルフ、テニス、スイミング、フットボールなどの事業を展開し、多くの方々に幅広くスポーツを楽しむ環境を提供しております。

近年ではフィットネスクラブやスイミングスクール、その他キッズスクールの運営ノウハウを活かし、指定管理施設の管理・運営も行なっております。

ーー健康経営を始めたきっかけや目的について教えてください。

大野:弊社は「スポーツを通して人々の人生を幸せにします」という「志」を掲げ、スポーツを楽しめる環境づくり、またスポーツを通じた健康づくりのお手伝いをしている会社です。

そのため、スポーツに携わる私たち自身が、健康づくりの「プロ」として、心も体も健やかに、そして、活き活きと働けることが何よりも大切です。一人ひとりが、そして、職場や家族も含めたみんなで、健康づくりに意識高く取り組むことはもちろんのこと、「健康」を経営の根幹と考え、健康づくりの取り組みを推進し、厳しい社会環境にも負けない、活力みなぎる元気な会社の実現を目的としています。

ーーどのような体制で活動されているのでしょうか。

大野:CHOに代表取締役社長を迎え、人事総務部を中心に各事業部と連携し健康経営を推進しております。今後さらに推進委員として現場スタッフにも参加していただきながら推進強化を図る考えです。

コロナ禍による生活の変化が、さまざまな不調につながった

ーー社員の健康状態について改善が必要だと感じていた点、課題はありましたか?

大野:特にここ数年のコロナ禍による、活動制限によって日常の活動量低下や生活様式の変化がありました。感染予防策の徹底や一定の感染リスクのある接客業といった要因による継続的な緊張から、慢性的なストレス状態や運動不足による肥満傾向の増加など、さまざまな体調不良やメンタル不調の増加に懸念を感じていました。

ーー実際のお取り組みについて詳しく教えてください。

大野:年に1度の定期健康診断に加え、特定従事者健診(夜勤者健診)について、対象にならない従業員も含めて受診対象を広げ、正社員と対象となる従業員を含めて年に2回の健診を実施しています。

さらに、2021年度からは健診時のオプションとして特定の病気の検査を追加しました。また自社で作成したエクササイズ動画の定期配信や、グループ病院との連携で健康情報を毎月配信、オンラインでのマラソン大会なども企画して実施してきました。

ーー健康経営を実践するうえで、苦労されたことや工夫されたことはありますか?

大野:やはり一番苦労しているのは、どのように多くの従業員のもとへ情報を届けていくかということです。健康診断やその後の事後対応などは、健康経営担当として逐一こまめにメール等を使用して連絡することである程度はカバーできますが、福利厚生の案内や利用の促進などは「必要になったタイミング」でしか、関心をもってもらえないので、できる限り「定期的」に社内イントラを活用して発信していくことを徹底しています。

また、各店舗の責任者の皆様に依頼して社内イントラの閲覧促進や、情報の伝達強化に協力していただくことで克服しようとしています。

「企業対抗ウォークラリー」への参加も好評に

ーー取り組みによる効果、健康経営優良法人認定に対する社内外からの反響はいかがでしょうか?

大野:今年度実施した、日常の運動不足解消と従業員間のコミュニケーション機会の創出を目的とした「企業対抗ウォークラリー企画」への参加については、多くの従業員の方に楽しんでいただきました。

本社勤務者はテレワークの推奨なども進み「想像以上に日常の歩数の少なさに気が付けた」とか、「歩数を稼ぐために生活を顧みるようになった」など前向きな反応が多く、従業員間でも話題になることも増え、一定の効果が得られました。

従業員の意識度調査において健康診断の年2回実施には肯定的な声が多く、入社後は当たり前に2回受診していた従業員からも健康経営の一環と知らせることで好評をいただいています。昨今では人材採用のシーンでも注目度が高く、認定や認証が会社のイメージに大きく貢献しているという感触を持っています。

スポーツを中心に従業員間のコミュニケーション機会を

ーー健康経営について今後の計画や注力されていくことがありましたらお聞かせください。

大野:特にこのコロナ禍によって希薄となった「従業員間のコミュニケーション機会」を創出するような、企画(当社らしくスポーツを中心に)を予定しております。

とはいえ、感染リスクも皆さん気にされるところなので、小規模なものから始めていく考えです。加えて、福利厚生の内容についても、さまざまな背景の方々が在籍されていますので段階的にはなりますが、充実させていく考えです。

ーー健康に関心のある読者へのメッセージをお願いします。

大野:日本人に遺伝子レベルで刷り込まれてきた「訓練」「鍛錬」といった運動に対するイメージは、徐々にではありますが変化してきています。体だけではなくココロやライフ(暮らし)が健やかになることが大切だと思います。既成概念にとらわれることなくワザワザではなく、気軽にできることを無理なく続けることが大切だと思います。

ーー貴重なお話をありがとうございました。

今回お話を伺った企業はこちら:東急スポーツシステム株式会社

インタビュアー:朝本麻衣子

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