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企業が進める健康への取り組みを聞いてみました

日々の生活に取り入れる健康づくりがおすすめ。株式会社ノンバーバルにインタビュー

会社全体で「行動に移せる」健康経営を目指す

ーー本日はよろしくお願いします。まず貴社の事業内容について教えてください。

冨士さん(以下、冨士):当社は創業13年を迎えるブランディングデザインの会社です。現在、大阪本社と東京支社で10名程度のスタッフが在籍しています。

企業様のブランディングのお手伝い、マーケティング、デザイン、プロモーションをもとにしてブランディング戦略を考えるのがおもな事業内容です。

ーーありがとうございます。健康経営に取り組まれたきっかけについてお聞かせください。

冨士:健康経営優良法人認定やブライト500については、保険会社に勤める知人から聞いて知りました。今後、会社を運営していくうえでヒューマンリソースは大切だと考えていますし、健康があってこそ社員の私生活も仕事も充実すると思います。

だからこそ組織全体で取り組んでいかなければいけない、健康経営を掲げることで健康に対する社員の意識が少しずつ変わればと思ったことが取り組みのきっかけです。

ーー社員の皆さんの健康状態について、改善が必要と感じていた点はありますか?

冨士:クリエイティブ業界ということもあり、残業が多かったりデスクワークばかりで運動する機会が少なかったり、睡眠や食事がしっかりと取れていなかったりといった状況に課題意識を持っていました。

どうしても業務を優先して健康がそっちのけになってしまう状態を改善し、実際に行動へ移せる組織をつくっていく必要があると感じていました。

健康増進に役立つ知恵を積極的に活用

ーー実際の施策について詳しくお聞かせください。

冨士:脳と目をよく使う仕事で、また当社は女性社員が多いので、目に良いとされる成分の入ったものやホルモンバランスに良さそうなものを選りすぐった「サプリバー」を設置しました。食後など自由にサプリメントがとれるようにしています。サプリメントの選定は詳しい方に聞いたり、私自身も情報を調べたりしました。

ーーシエスタ制度についても教えてください。

冨士:スペインへ出張に行った際、現地の方が休憩時間を長く取られていました。そこで当社でも1時間の休憩時間にプラスして、20分から30分程度の昼寝をしてもいいことにしました。昼食後でも夕方でも、13時から16時の間であれば好きなタイミングで昼寝休憩できます。

短時間でも睡眠を取ることで仕事の効率が向上するといわれていますから、会社にとっても社員にとってもメリットがありますよね。30代以上の社員は昼寝なしで仕事をするのに慣れているからか、どちらかというと仮眠しない人が多いですが、20代の社員はシエスタ制度をよく活用しています。

ーーエコ通勤手当も健康に結びつく施策でしょうか?

冨士:徒歩や自転車で通勤する場合に手当を支給する「エコ通勤手当」は、創業当初から設けています。

いざ本格的な運動をしようとすると時間が取れなくて難しいと思う方がいらっしゃるかもしれませんが、私自身はお風呂でスクワットをしながらシャワーを浴びるなど、日々の習慣に簡単な運動を取り入れています。

そうした小さなことの積み重ねで基礎代謝を維持・向上できると考えていますので、エコ通勤手当も、毎日の通勤に運動を組み入れるという発想から設けました。

「人のメンテナンス」は企業に不可欠

ーー心の健康ケアに関する施策があれば教えてください。

冨士:心の健康と体の健康は密接に関係しているので、心を休めることも大事だと思っています。勤続年数が10年を超えた社員に向けて、自由なタイミングで1カ月の長期休暇を取れる「ロンガ―・リフレッシュ休暇」を設けました。

また、「WAG休暇」という休暇制度も設けています。女性特有の体調不良の際に月1回取得できる特別休暇があるのですが、「女性は偉大である=Women are great」の略で「WAG」という名称にしました。通常の有給休暇も含めて、女性社員が取得する休暇の呼び方を「WAG休暇」としていますので、利用用途を申請する必要がなく、心理的な取得し辛さを排除しています。

ーーさまざまな取り組みをされているなか、社外からの反響はいかがでしょうか?

冨士:お客様から健康経営とはどのようなものなのかについて尋ねられることはありますが、当社としては社外にアピールするためというよりも経営に不可欠な仕事の一つとして取り組んでいます。

企業は人で成り立っていますから、機械をメンテナンスするのと同じように、社員のメンテナンスにもお金をかけて行なっていくべきだと思っています。

「ながら運動」から始めれば意識も体も変わる

ーー今後の計画や展望がありましたらお聞かせください。

冨士:月1回の個別面談、外部講師による睡眠知識のレクチャーなど、ほかにもさまざまな施策・イベントを行なっていますので、今後も続けていきたいです。

最近は会社が費用を負担して、社員が月に1回酵素浴施設を利用できるようにしました。酵素浴には風邪を引きにくくなる効果があると聞いていますので、来年はもう少し酵素浴を推奨していきたいですね。

また、当社の健康経営において心がけているのは、組織全体で取り組むこと、毎年の取り組み状況や成果を社外に公開することです。ホームページに「健康経営に関する効果」として社員のワークエンゲージメント調査結果や健康に対する意識調査の結果などを公開しており、取り組み内容や課題を明らかにしています。

ただ取り組むだけでなく、結果の透明性も大事にしてこそ、健康経営を掲げる企業と社員の信頼関係が築けるのではないでしょうか。良かったことも悪かったことも隠さずに公開し、次につなげるという姿勢で取り組んでいます。

ーー最後に、読者の方へメッセージをお願いします。

冨士:健康づくりは「新しく何かに取り組まないと」と思えば思うほど難しくなると思います。そのため先ほどもお話したように、「ながら運動」をおすすめしたいですね。

例えばスーパーへの買い物は自転車ではなく徒歩で行く、エレベーターではなく階段を使うといった簡単なことです。何かをしながら運動するのは、小さなことのようでいて有酸素運動にも筋トレにもなるので、意外と負荷を感じると思います。

短時間では効果がないと思ってやめてしまう方もいますが、10分でも歩けば体が変わっていきますよ。基礎代謝が上がって痩せやすくなりますし、健康に対する意識も変わります。

特別なことをしようと意気込みすぎず、日々の生活に「ながら運動」を取り入れるなどして健康維持に役立てていただけたらと思います。

ーー本日は貴重なお話をありがとうございました。

今回お話を伺った企業はこちら:株式会社ノンバーバル

インタビュアー:青柳和香子

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