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企業が進める健康への取り組みを聞いてみました

社員そして地域へ健康の輪を広げる。片山工業株式会社にインタビュー

地域の方に喜ばれるサービスを

ーー本日はよろしくお願いいたします。まずは御社の沿革や事業内容について教えてください。

前田花さん(以下、前田:当社では外装部品と呼ばれる車の外側についている部品やエンジン周りの部品などの各種自動車部品や公共施設で利用されている手すり、農業用機械部品、各種専用機械金型の製造と販売を行なっています。

その他、管理栄養士の淺田が担当しているお弁当の宅配サービスや、wbcと呼んでいる自社オリジナル製品の製造販売も行なっています。

ーー宅配弁当のおもいやりサービスは、どのようなきっかけで始められたのでしょうか?

淺田万穂さん(以下、淺田):当社の社長が、家族が親の介護をしているのを近くで見ていて、料理を作る大変さを肌で感じたそうです。会社がある井原市は高齢化がかなり進んでいて山奥にポツンと一軒家が建っているような地域もあります。

買い物に出るのも一苦労だという方もたくさんいます。そういった方にお弁当を届けたいとの思いから、始めたのが“おもいやりサービス”です。

前田:社長には社員は家族であるという考えがあり、その考えを地域にも広げていきたいという思いがあるそうです。そのため、当社は地域貢献を大切に考えています。地域に貢献できる地域に根ざしたサービスが、おもいやりサービスなのだと思います。

ーーおもいやりサービスのご利用者からは、どのような感想をいただいていますか?

淺田:「栄養バランスの取れたお弁当が毎日必ず届くのはありがたい」「野菜がたくさん摂れてうれしい」といった喜びの声をいただいています。

前田:利用者の方からは本当に好評で、口コミで新規の方からご注文をいただくことも珍しくありません。電話で注文を受ける際や、宅配の際に、スタッフへ「ありがとう」と感謝の言葉をいただくこともあります。

健康リスクの高さに危機感を覚え健康経営を開始

ーー健康経営をはじめたきっかけについてお聞かせください。

前田:2015年頃に協会けんぽから提供されたデータを見ると、当社の健康リスクの保有率が岡山県の平均に比べて悪い状態でした。その結果を受けて2016年1月頃に社長から全社に向けて、健康経営に取り組むという宣言が全体ミーティングで発表され、『Katayama健康いきいき職場21』という健康増進活動に取り組み始めました。

ーー健康リスク保有率が高い状態にあったとのことですが、特に従業員の皆様の健康状態について改善が必要だと感じていた点などはありますか?

前田:健康課題としては、喫煙者とメタボリックシンドロームと診断される従業員の多さの2つがありました。

健康的なおもいやりサービスのメニューを社員食堂でも提供

ーー具体的な施策について教えてください。

前田:コロナ禍で現在は休止していますが、喫煙やメタボに関して外部の講師を招いてセミナーの開催をしています。また、直接声かけをするなどの、地道な活動も行なっています。

メタボには食生活が大きく関わってきますので、宅配弁当のおもいやりサービスとまったく同じメニューを社員食堂で食べられるようにしました。

喫煙に関しては禁煙セミナーの開催や直接声かけを行なっています。また、健康相談を月に1回程度行なったり、産業医の方に話を聞いてもらったりする機会を提供しています。

ーー会社から要望があり、おもいやりサービスと同じメニューを社員食堂で提供するようになったのですか?

前田:おもいやりサービスの事業を始める前は仕出し弁当を提供していました。揚げものが多かったので、社員の健康を考えると、もっと健康に良いものを提供できたらという思いがありました。おもいやりサービスのメニューは、塩分量も抑えていますし栄養バランスもしっかり考えられています。食育も含めて、健康増進をしていけたらというのがスタートです。

課題はあるものの結果は徐々にでてきている

ーー健康経営に取り組むなかで、大変だったことはありますか?

前田:取り組みの効果もあり、メタボや喫煙に関して数値としては減ってきています。ただ、岡山県の平均と比べると、依然として高い状況です。喫煙はすぐにやめられるものではないので、声かけや全面禁煙にするなどコツコツと地道な努力をして改善を目指しています。

栄養バランスが良く、野菜たっぷりの食事を提供したいとなると、どうしても材料費が高くなってしまうので、決められた金額内におさまるよう工夫しながらメニューを考えています。

ーー健康に目を向けてもらうために、何か工夫をしていきたいことはありますか?

前田:喫煙やメタボは外部の講師を招いて外からの力も借りながら、どういう健康被害があるか教育していくことが大切だと思います。

ーー取り組みによる、従業員の皆さまからの反響はいかがでしょうか?

淺田:社員食堂でおもいやりサービスのメニューを提供するようになってから、アンケートを取ったところ、「社内で温かいご飯と味噌汁がすぐに食べられるようになって良かった」という声が聞けました。今年の10月頃のアンケートでも同様の声を聞いており、温かいご飯が食べられる点は大勢の方に満足していただいています。

あとは、見た目からもわかるほど野菜をたくさん使っているので、健康的で栄養バランス良いものを食べているという意識が芽生えてきたとも聞きます。

前田:夜ご飯はお弁当で持って帰れるようにしているので、自宅でも栄養価が計算された食事をとることが可能です。

地道な活動を積み重ね健康促進を目指す

ーー健康経営について、今後の計画や注力されていくことがありましたらお聞かせください。

前田:おもいやりサービスなども含めて、健康についての意識は少しずつ芽生えてはきていますが、まだ改善のきっかけが見えているぐらいの状況です。全社員が健康かといわれるとそうではありません。

健康アプリなども活用しながら、私生活に運動習慣をどのように落とし込めるか考えていきたいです。また喫煙やメタボに関しても面談を行なうなど、地道な取り組みをこれからも続けていきたいです。

ーー最後に読者の方へのメッセージをお願いします。

前田:健康になるには「健康になろう」という意識だけではなく、一歩踏み出すことが大事です。例えば、当社であればおもいやりサービスの食事を始めてみるといった小さなことでいいので、まず一歩踏み出してコツコツ続けていただけたらと思います。

淺田:食事は毎日とるものだからこそ、気をつける必要があります。ときには好きなものを好きなだけ食べるのもいいと思いますが、一食一食を大切に日々の食事をとっていただきたいと思います。

ーー本日は貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。

今回お話を伺った企業はこちら:片山工業株式会社

インタビュアー:島田佳代子

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