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企業が進める健康への取り組みを聞いてみました

【商工会議所編】自治体と大学が協働で取り組むプログラムにも参加。高石商工会議所にインタビュー!

2年連続で健康経営優良法人の認定取得「高石商工会議所」

ーー本日はよろしくお願いします。早速ですが、高石商工会議所について教えてください。

藤本さん(以下、藤本):高石商工会議所は、昭和58年に設立いたしました。令和5年で40周年を迎えます。近隣の市のなかですと短い歴史ではございますが、高石市の会員事業者様をご支援してまいりました。

おもな取り組みとしては、税務の申告やご融資の相談、労働保険の事務組合業務など経営指導という形で全般的に対応しております。また、ビジネスマッチング事業やセミナーの実施、商工フェスティバルなどイベントの主催といった地域の商工業に関する振興事業にも携わっております。

ーー2年連続で健康経営優良法人の認定を取得されていますが、健康経営に着目したきっかけを教えてください。

藤本:保険会社さんが支援しているケースは全国的にも多いと思いますが、当所でも保険会社さんからのご紹介で健康経営の取り組みを知りました。従業員の健康を維持することで業務改善にもつながるなど、企業にとってもメリットが多いことを知り、これはぜひ会員事業者様にもおすすめしたいと感じました。

まずは、地域の事業者様のお手本になるといいますか、商工会議所が率先して認定を取得することで、後押しができるのではないかと考えたことがきっかけです。

認定を目指してということではなく、まずは健康経営に取り組んでみようということで令和2年の10月頃から取り組み始めました。

ーー健康経営を始めるにあたり、職員の皆さんの健康課題はありましたか?

安川さん(以下、安川):健康経営の取り組みの一つにアンケート調査がありました。アンケートの結果、精神面の浮き沈みがあるという回答が一定数あり、メンタル面でもサポートが必要だと感じました。職場環境自体は、ワークライフバランスも取りやすく、すぐに改善が必要なところはありませんでしたが、上司や同僚の支え合いでより良い職場になっていくのかなと考えています。

職員の個々が抱える健康課題にどこまで踏みこむべきなのかは難しいところではありましたね。

ーーアンケート結果について、フィジカル面ではいかがでしたか?

安川:運動や食事の面では健康意識の高い職員もおり、大きな課題感はありませんでした。健康への関心をどう維持していくか、またそういった職員をどのように増やしていくのか、という点に注力しています。

自治体・大学が取り組む、地域を巻き込む健康推進プログラム

ーー施策の内容について、詳しくお聞かせください。

安川:昨年(2022年)、筑波大学さんが実施する、高石市の中小企業を対象に健康経営を推進するプログラムに当所も参加させていただきました。食事や睡眠に関するセミナーを受けたり、運動方法のレクチャーを受けたりという内容です。

スポーツを専門に学ぶ学生の方が講師をしてくださり、ストレッチの方法や日常に取り入れやすい運動などを実演いただきました。同じくプログラムに参加した高石市の企業様も健康経営優良法人の申請をして認定を取得されたそうです。

藤本:毎月、朝礼の際に講師の方にお越しいただき、さまざまなプログラムに取り組んでいます。簡単なストレッチで体を伸ばすだけでもすっきりするというか、効果を感じましたね。

運動と睡眠、食事、この3つのバランスについてのセミナーも実施いただき、日々のなかで意識するようになりました。血糖値が高くなりやすい食事、また上がりにくくする組み合わせの食事など具体的に紹介いただいたのが印象的でした。

ーー健康経営を進めるなかで課題を感じること、工夫されていることはありますか?

安川:商工会議所として、会員事業者様に健康経営を広められたらと思い、保険会社さんと一緒にセミナーを開催したのですが、やはりまだ「健康経営」が認知されていないと感じました。

実際に健康経営優良法人の認定を取得することは、企業にとってたくさんのメリットがあります。採用活動にも有利だと言われているので、人材不足に悩む地域企業にとっては役立つことも多いと思います。ですが、そういったことはまだあまり知られていないようです。

当所が健康経営を続けることで、健康経営優良法人の認定を長く取り続けて少しでも地域企業の皆様、会員事業様に知っていただけたらと思っています。

健康経営の効果を広く知ってもらいたい

ーー今後の展望について、新たな目標や計画があれば教えてください。

安川:当所の健康経営を、もっと周りを巻き込んだ取り組みに発展させていきたいと考えております。現状は、健康経営の実務担当者メインになっているようなところがあります。もっと上層部にも積極的に健康経営に関わってもらい、職員に還元できるような健康経営の取り組みも少しずつ拡大できたらいいですね。例えば、職場にサプリメントを置くなど新しい施策も取り入れていきたいです。

また、コロナ禍の影響で職員間の交流の場も減ってしまっていたので、少しずつコミュニケーションの場もつくっていけたらと思っています。

ーー最後に読者へのメッセージをお願いします。

安川:私自身、健康経営推進担当として携わるようになってから健康を意識するようになりました。多くの企業でも健康診断や人間ドックを受けられると思いますが、その後の生活につなげられる人は多くないと思います。

健康は、日常生活の積み重ねです。食生活や睡眠、運動などちょっとしたところに意識を向けていただければ健康な方が増えるのでないかなと思います。

藤本:この時代に企業として健康経営に取り組むことの重要性をとても感じています。当所は、健康経営優良法人を2年連続で取得していますが、こういったステータスが意識改革にもつながると思いますので、多くの事業者様にぜひ取り組んでいただけたらうれしいですね。

ーー本日は貴重なお話をありがとうございました。

今回お話を伺った企業はこちら:高石商工会議所

インタビュアー:朝本麻衣子

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