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企業が進める健康への取り組みを聞いてみました

従業員の意見を取り入れて健康経営を進める。株式会社メディアテック一心にインタビュー

日本の通信インフラを半世紀支えている、株式会社メディアテック一心

ーー本日はよろしくお願いします。まず御社の沿革やおもな事業内容を教えてください。

三重さん(以下、三重):当社は、固定電話の自動接続化にともなう通信インフラ整備を手がける工事会社として、1970年に創業しました。

それから半世紀が経ち、通信インフラはライフラインとして必要不可欠な存在になりました。そのなかで、当社もICT社会を技術力で支える総合エンジニアリング企業として進化に努め、現在は通信システムの企画から設計、施工、保守までをワンストップで行なえるサービスを提供しています。

ーーありがとうございます。御社は健康経営優良法人(中小規模法人部門)に認定されています。健康経営の取り組みを始めるきっかけはどのようなことだったのでしょうか。

三重:健康経営に取り組み始める以前に、現在と比べて離職率が高い時期がありました。長時間勤務による体の不調を抱える従業員も増えており、従業員のご家族からも心配の声が寄せられている状況を打破するために取り組み始めたことがきっかけです。

「従業員の健康を守ることが従業員の家族を守る」という意識を強く持ち、業務効率化や従業員が働きやすい制度の充実を進めています。

健康に配慮したおかずを食べられる置き型の社員食堂

ーー従業員の皆さんの健康状態について、改善が必要だと感じていた点はありますか?

三重:従業員のなかにはコンビニ弁当を食べている方も多く、食生活について改善が必要だと考えていました。健康的な食事を選択できる機会を作るために、当社では健康に配慮したおかずを用意して、置き型の社食制度を導入しました。置き型のため従業員はいつでも手に取ることができます。

また従業員に健康に関するアンケートを実施した際、「週に何日運動を実施しているか?」という質問に対して、「0日」と回答した従業員が65%という結果でした。運動への意識が低いことについても早急に取り組む必要性を感じています。

業務時間内のストレッチでメリハリのある仕事につなげる

ーー運動促進についてはどのような取り組みを実施されましたか?

三重:まずは毎朝のストレッチを実施しました。始業時間の8時30分から約5分間は全従業員で体操を行ない、体をほぐしています。こうして一日をスタートさせることで、集中力や基礎代謝が向上し、ケガの予防にもつながります。

10月からは追加で休息時間をつくり、15時から15分間は各自でストレッチ体操を行なう機会を設けることにしました。気分転換により眠気をなくす効果があり、メリハリのある仕事にもつながっています。

また運動促進のポスターを、従業員の目に入りやすいエレベーターや階段付近に設置し、運動への意識向上を図る取り組みも行なっており、健康のために体に無理のない範囲での運動が広がっていけばうれしいです。

アンケートから従業員の意見を取り入れる

ーー健康経営を進めるなかで工夫したことを教えてください。

三重:新たな制度の導入や情報発信は総務部が主体となって取り組んでいますが、全従業員への定期的なアンケートを実施し、従業員の要望に合う施策が展開できるように意識しています。

アンケートで出てきた意見については、役員への提案・フィードバックを経て導入することもあり、このサイクルを繰り返すことで従業員が働きやすい環境を少しずつ整えていきたいです。

また安全大会や全体会議、社内報、社長のメッセージ動画の配信などをとおして「健康の大切さ」について話し、従業員の健康意識の醸成を図るなど、さまざまな角度から従業員の健康維持に取り組んでおります。従業員の健康意識の向上にもつながっているとうれしいですね。

ーーお取り組みによる効果や健康経営優良法人の認定取得に対する社内外の反響はいかがでしょうか。

三重:「健康経営優良法人」の認定を受けたことで、セミナー依頼を多数いただくようになりました。健康経営の啓発を進めるのと同時に当社のPRもできているので、非常にやりがいを感じています。

社内の反響としては、置き型社食制度の導入により、「インスタント食品の利用頻度が減った」「栄養バランスの整った食事が取れてうれしい」「おかずは持ち帰りできて、夕食に一品追加できるのがうれしい」といった良い反響をいただいています。

特に弊社は夜間勤務があるので、その際の食事として利用する従業員もいるようです。

休憩時間に実施するストレッチ体操については、肩がほぐれ、足のだるさがなくなって良いと事務作業の多い従業員から良い反響をいただいており、取り組みの効果を実感しています。

働きながら健康でいられるように

ーー健康経営の今後の計画や目標について教えてください。

三重:当社は健康経営優良法人(中小規模法人部門)の認定を2019年から5年連続で取得しています。現在はブライト500の認定は受けていないため、今後の目標として掲げ、従業員が働きやすい環境を整えていきたいです。

そのために、健康経営に関する従業員へのアンケートを引き続き実施し、意見や要望を取り入れていきたいと思います。このことが従業員の働くモチベーションの向上にもつながっていけばうれしいですね。健康経営によって良い循環を生み出していければと考えています。

ーー健康に関心のある読者の方へメッセージをお願いします。

三重:人生100年時代に向かうなかで、自分の体と真剣に向き合う機会が増えてきていると思います。健康で生涯現役を目標とされている方も増えてきている印象です。

仕事と自身の健康維持を切り離さず、働きながら健康でいられるサービスや会社の制度を活用することで、充実したライフスタイルの構築につながっていくと思いますので、皆さんも実践してみてはいかがでしょうか。

ーーお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。

今回お話を伺った企業はこちら:株式会社メディアテック一心

インタビュアー:塩野実莉

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